*続*太陽のKiss
「……小山内選手な、1年前事故で足の骨折って、サッカーできんようになってん……。すぐにチームを辞めた。そっからテレビで見ることも雑誌で見ることもなくなった。だから……俺、サッカー続ける理由なくなった気がする」
風でボールが微かに動く。
まるで、駿くんの今の心ように。
「わたしさ……サッカーのことも、小山内選手のことも全然知らないし、駿くんのことだって良く知ってるわけじゃないから、良いこと言えないんだけど………。小山内選手も駿くんもサッカー好きなんでしょ?だったら、サッカー続けてたらいつかは会える気がするんだよね……」
何の根拠もないけど、そう思うんだ。