*続*太陽のKiss
「怒らせちゃったのかなって…」
「それでキスしたの?」
改めてキスなんて言われると恥ずかしい…
頷くだけしかできなかった。
「反則。外でするの禁止って言ったの、麻妃ちゃんなのに。その麻妃ちゃんからしてくるなんてさ。……怒ってないからね。これ、ありがとう。」
榎本さんの手には、あたしが渡した箱が握られていた。
「よかった……」
「ごめんごめん。」
そう言いながら、あたしの頭を撫でる。
本当によかった。