ちょっと寄ってみませんか?


ちょうど紗那の誕生日が過ぎた頃蓮華が紗那に言った。


「紗那、あたしね、雅弥様が好きなんだ♪」

「そーなんだ。頑張ってね。」


それは何気ないお昼休みの女子の会話そのものだった。

そんな話をしていると廊下の方で黄色い声が……


蓮華はすぐに廊下へ向かった。紗那が少し遅れながら蓮華について行く。

廊下で見たのは女子に囲まれ困っている椿だった。


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