君がくれたもの


僕の顔を見たリカは
一瞬驚いた顔をしたけど

すぐに優しく笑った。



徐々に変わっていく僕を

君が変えていく僕を



「うん…いいよ」



ずっと傍で見ていてほしいんだ



リカは立ち上がって
少し歩くと振り返って


「約束ねっ」


夕陽を背景にした君が
細い小指をだして


満面の笑顔で言ってくれた。




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