君がくれたもの


リカは不思議な女だった。


僕の事を何も聞かず
自分の事も話さない


他の人なら自分の事を知ってほしくて
ペラペラ喋ってくるのに

リカは違う



「海行こうよ!海っ」

「ありきたりな所だね」

「そうかな~?海綺麗じゃん」


リカの笑顔は偽りなく
僕に真っ直ぐなのか

それさえも分からない



ただ…リカが現れたことで
僕になにか変化が起こる気がした




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