いぢわる外科医
この前の激しいキスとは一転、
チュッと触れるだけのフレンチキス。
正直、もっと長いキスをされると思ってた私は拍子抜けした。
「あれ?もっと激しいと思いました?」
クッと含み笑いをして、黒縁メガネをかける二葉先生。
正直、図星だったあたしはその意地悪な問い掛けに黙った。
「あれ?もしかして思ってた?」
「そんなこと無いです!!」
なんてかえってくると思ったのか
ちょっと驚き気味にあたしに確認を求める二葉先生。
「…えっと……正直…。」
って何正直に言っちゃてんのあたし!
そこは下手でも嘘つかなきゃダメでしょ。