いぢわる外科医
くる…!!
と予想したあたしはギュッと目を瞑った。
あれ?
来ない。
不思議に思い、目を開けた瞬間
「隙あり☆」
あたしの後頭部をグッと引き寄せ、二葉先生は自分の唇にあたしの唇を重ねた。
「…ン……ッ………ァ…ッ……」
この間のよりも長いキス。
激しく重なり合う唇
絡みついてくる二ば先生の熱い舌
いつものあたしなら絶対拒否するのに
この時はなぜかその気にならなかった。
その気にならなかったと言うより
それを受け止めている自分がいた。