いぢわる外科医
ゆっくりあたしから顔を離す二葉先生。
一瞬悩ましげな表情を浮かべたかと思いきや、あのいじわる笑顔を私に向け
「エロい声出てましたよ?」
の一言。
「誰のせいですか?!」
「誰でしょうね?」
お得意の含み笑いをしながら、自分の唇をペロッと舐める二葉先生。
その姿がなんとも艶めかしくて、頬が赤くなるのが自分でも分かる。
そんなあたしを見た二葉先生は、ニヤッと怪しい微笑みを浮かべてあたしの顔を覗き込んできた。
「なーに興奮してんの?」
「なっ…///してませんよ!!」
「フフッ。嘘つき」
「事実です!」