スクランブルLOVE
2章,横浜



疲れた…



ぐしゃぐしゃに
歩き回った結果



家には帰らず
路地裏のビルの階段に
腰を下ろした



月の光よりも
ネオンが主張し
同じように人は
ギラギラ活気を帯びている



仕事帰りの会社員が
顔を緩ませ繁華街に消える



「もうそんな時間か…」



ため息ともならない
つぶやき



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