色に香りに摩訶不思議
★
「ほら、上條さん! 座り込んでないで立ってください」
無理矢理に上條麗子さんを立たせると、今度は大急ぎでスカートをはかせる鴇田倫子さん。
「あたしのブラウス心地よくない……あたしのスカート心地よくない……ハサマ君の香りがしないから」
――あの生真面目で杓子定規な生徒会長の上條さんが……
「こんなブっ壊れキャラだったなんてさ、ボクはビックリ仰天しちゃったよ」
「あたしだって、こんな上條さんにはビックリ仰天しちゃったわよ」
――鴇田さんは目を点にして上條さんを見てるけどさ……
ある意味、鴇田倫子さんも同類なんじゃないかなぁ~と、彼女がはいているボクのズボンを、ボクはシラケタ顔をしながら見ている。
「でも、よく考えたら……あたしたち三人、バカ丸出しの姿だわね」
「鴇田さんさぁ、あんたからバカ丸出しとか言われたくないんだけど」
鴇田倫子さんのバカ丸出し発言にスカート姿のボクは爆笑するしかなかった。
――ボクは鴇田さんのスカートをはかされ、鴇田さんはボクのズボンをはき、上條さんはボクのトランクスをはいてるし……
「あんたら女子二人がさ、このバカ丸出し状態を作ったんだってさ、ちゃんと自覚してくんなきゃ困るんだけど」
――まだ爆笑が止まらないボクだし……
★
「ほら、上條さん! 座り込んでないで立ってください」
無理矢理に上條麗子さんを立たせると、今度は大急ぎでスカートをはかせる鴇田倫子さん。
「あたしのブラウス心地よくない……あたしのスカート心地よくない……ハサマ君の香りがしないから」
――あの生真面目で杓子定規な生徒会長の上條さんが……
「こんなブっ壊れキャラだったなんてさ、ボクはビックリ仰天しちゃったよ」
「あたしだって、こんな上條さんにはビックリ仰天しちゃったわよ」
――鴇田さんは目を点にして上條さんを見てるけどさ……
ある意味、鴇田倫子さんも同類なんじゃないかなぁ~と、彼女がはいているボクのズボンを、ボクはシラケタ顔をしながら見ている。
「でも、よく考えたら……あたしたち三人、バカ丸出しの姿だわね」
「鴇田さんさぁ、あんたからバカ丸出しとか言われたくないんだけど」
鴇田倫子さんのバカ丸出し発言にスカート姿のボクは爆笑するしかなかった。
――ボクは鴇田さんのスカートをはかされ、鴇田さんはボクのズボンをはき、上條さんはボクのトランクスをはいてるし……
「あんたら女子二人がさ、このバカ丸出し状態を作ったんだってさ、ちゃんと自覚してくんなきゃ困るんだけど」
――まだ爆笑が止まらないボクだし……
★