色に香りに摩訶不思議
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「実はね、明日から毎日、この生徒会からのお知らせ、昼休みに繰り返して流してほしいの」
ボクは上條麗子さんが持参した原稿らしき用紙を読みながら、
「毎日繰り返してですか。んじゃ、録音しちゃって、んで、カンパケにしたのを繰り返し再放送するのがイイかもですね」
と、生徒会長の彼女に向かって言ったのだが、
「ねぇ、上着を着させて……」
なんて、彼女はトンチンカンかつ、ニッチもサッチも返事にならない言葉をボクに投げて返したのだった。
「あたしも! あたしも着たい!」
――う~わ! 上條さんにつられてさ、鴇田さんまで訳ワカンナイこと言いだしちゃってるし……
「あの……上條さんも鴇田さんも……何を言いだしちゃってるんですか?」
――あたしも着たいって、鴇田さんなんてワクワクしちゃってるし……上條さんなんて勝手にボクが着てる制服の上着を脱がし始めちゃってるし……何なんだ、この二人は?
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「実はね、明日から毎日、この生徒会からのお知らせ、昼休みに繰り返して流してほしいの」
ボクは上條麗子さんが持参した原稿らしき用紙を読みながら、
「毎日繰り返してですか。んじゃ、録音しちゃって、んで、カンパケにしたのを繰り返し再放送するのがイイかもですね」
と、生徒会長の彼女に向かって言ったのだが、
「ねぇ、上着を着させて……」
なんて、彼女はトンチンカンかつ、ニッチもサッチも返事にならない言葉をボクに投げて返したのだった。
「あたしも! あたしも着たい!」
――う~わ! 上條さんにつられてさ、鴇田さんまで訳ワカンナイこと言いだしちゃってるし……
「あの……上條さんも鴇田さんも……何を言いだしちゃってるんですか?」
――あたしも着たいって、鴇田さんなんてワクワクしちゃってるし……上條さんなんて勝手にボクが着てる制服の上着を脱がし始めちゃってるし……何なんだ、この二人は?
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