あなたの存在



笹宮沙希(ササミヤサキ)中学2年生。私と同じクラス。


「もうっ!!!!!!どうして麻璃はいつもいつもうちを泣かせるのっ??!!」


ごめんね。沙希。


「麻璃が…グスンッ…麻璃が死んじゃったら…うちが悲しむの…知ってるでしょ??!!…グスンッ」

ごめんね、沙希。


私はこーやって何回も沙希に止められた。


私は必要のない人間じゃない、といつも考えさせてくれる。


ありがとう。


「麻璃ぃ〜(涙)うちがうちが頼りないから、うちがたすけてあげられなかったから…グスンッ…ごめんね…グスンッ」


『沙希、ごめんね。大好きだよぉ』


「うちも、うちも麻璃が大好き」


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