kenka2
何を考えているんだ、
という眼差しで見る薫。

「ココにはいませんよ」
扉が開き、そこから声がした。
今まで聞いた事の無い声に後ろを
振り向くユウ。

「神田波留です。玲さんの
代わりに、ここに所属する事に
なりました」
波留は安安とユウの視線を横切る。
「神田波留、待ってたっす」
「あら、私をご指名でしょうか?」
「お前はここの新入りだろ?」
薫がユウの隣に立った。

「それに関わらず、先にココにいた
あの二人より、上の位置…。相当強いって
事は分かる。だから私と、戦え」

「私の下は、あと一人いますけど
そちらは片付けたんですか?」
「お前を先に潰す」
「それじゃここのルール違反ですわ。
その方を倒さない限り、戦うわけには
いきません」
「藍は卒業した。代わりは誰だ?」
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