kenka2
「今年の頂点は、あの中の
誰になったんだろーな」
クラスでは1年3組の不良たちが、
皆で話し合っていた。

「あの中からってのは分かんねぇぞ、
新しい奴がなってるかもな」
「あたし等と同じ1年坊か?」
「この学年で強いのなんて、薫しか
いねーだろ」
「ユウってのは?」
「あいつが喧嘩してんの、見たこと
無ぇから分かんね~」

ガラッと教室の扉が開いた。
そこには怪我だらけのヤンキー達。
話し込んでいた全員が駆け寄る。

「誰にやられたんだ!?」
「神田…波留。強いぞ…」
「神田波留?最強軍団の仲間か?」
「あぁ…」
そこまで喋ると、ヤンキー達は
グッタリとして眠ってしまった。
そこに薫が入ってきた。
一同ビクッとなるも、薫は
ヤンキー達を見るとすぐに席に
座った。

ホッとするヤンキー達。
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