未来に届け
朝私は鏡を見て

「ヤバ!目腫れてる」

私はメイクを済ませる

携帯が鳴り

「はい!涙お兄ちゃんおはよう今行くね」

私は外に出て

涙お兄ちゃんは,車を降りて

「美羽ちゃんおはよう」

優しく微笑む

「おはよう涙お兄ちゃん」

「乗って」

涙お兄ちゃんはドアを開けてくれた

「ありがとう」

「いえいえ」

涙お兄ちゃんも車に乗る

運転しながら涙お兄ちゃんは

「ねぇ僕の事涙って呼んで」
「えっ」

「一応恋人なんだしお兄ちゃんなんておかしいだろ」

「うん,涙」

涙お兄ちゃんは私の頭をなでる.

「僕も美羽って呼ぶね」

信号で止まり

お兄ちゃんが私の顔を見る
「美羽目腫れてるね大丈夫?」

私は顔を反らす

「大丈夫」

「こっち向いて」

振り向いた時に瞼の上に優しくキスをした。

「えっ」

「腫れが治るおまじない」

車が止まり

「着いたよ」

「あ,ありがとう」

私は車から降り

「行ってらしゃい」

お兄ちゃんは手を振る

「行ってきます」

お兄ちゃんの車は走っていった

道の向こうから空が来る

「空おはよーう」

私は手を振る

「美羽おはよーう」

「涙さんと来たの?今車行ったから」

「うん」

「美羽目どうしたの?」

「昨日泣きすぎた」

「竜の事?」

「うん」

「そうか」

「篠倉さん桜さんおはようございます」

今1番会いたくない人まぁどっちみち会うけど

「おはようございます.樹里先生」

空と私は挨拶する

「龍川くん見てないかな?」

「まだ来てないみたいですよ」

「先生私達教室行くので失礼します」

空はニコッと微笑んで

「ありがとう」

先生は校門に行き来る生徒に挨拶する。

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