今カノの私と元カノの存在
そんな私に唇を合わせたままのシュウさんが少し笑って。
「……んっ」
服の下からシュウさんの体温を感じて。
その手が背中に回る。
胸元が楽になったと同時に前へ回って来た大きい手のひら。
「いい?」
好きな人に至近距離でそう聞かれて。
嫌なんて言えなくて。
今度は自分からシュウさんにキスをする。
フワリと体が持ち上げられて。
背中に感じたのはベッドのシーツ。
覆いかぶさるようにシュウさんが上にいて。
このまま時間が止まればいいのに……
私はただ目を閉じた。