今カノの私と元カノの存在



「年下ですっごく可愛いんだって。まぁ酒がかなり入ってたからさ、話半分なんだろうけど」


「はは、そうですか」


「だけど、何だか悩みがあるらしくてさ」


「悩み?」


「年下の彼氏連れてきた子は、その理由を知ってるみたいで肩叩いて励ましてたんだけど」



シュウさんの横に座って励ます元カノ。


だけど、元カノはその場に彼氏を連れてきていて。



頭がだんだんと混乱していく。



意味分かんない。



どういう事?



「だけどさ、ああして見てるとやっぱあの子達ってお似合いだったんだよね」


「……お似合い」



先輩の何気ない言葉が心の奥に刺さる。





痛い……



胸が痛い……





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