今カノの私と元カノの存在
「あーっ、もうなくなっちゃった」
アヤ先輩は気がつくと7杯目のチューハイを飲んでいて。
目元がほんのり赤い。
どうやら酔っ払い始めたらしいけど、今の私はアヤ先輩の話に引きこまれていて。
グイグイ煽るように飲む先輩を止める事は出来なかった。
「2人がより戻したらさぁ〜あの年下君、私が狙うのになぁ」
「せ、先輩?」
「うん。いい男だったんだよ、その子の彼氏」
どこまでホントの事で、どこまでお酒の勢いなのか分からなくなる。
ドンとジョッキをテーブルに置いたアヤ先輩はふにゃーっと言いながら突っ伏してしまって。