今カノの私と元カノの存在
――――お似合いだった……
――――肩を叩いていた……
シュウさんが連絡をくれなかったのは、昨日まで元カノがこっちにいたから?
だから私には連絡がなかったって事?
問いかけたい先輩は目の前で完全に夢の中で。
取りあえず、この状況を何とかしなきゃ……
一瞬よぎったのはシュウさん。
だけど……
今は会えない。
会いたくない……
会いたいのに……
矛盾する想い。
でも……
キュッと口元を引き締める。
答えは出た。
アヤ先輩をそのままにして席を立つと、レジにいる店員さんにタクシーを呼んでもらうようにお願いした。