今カノの私と元カノの存在
「一緒にいる時、携帯が鳴ったんです」
「その元カノから?」
「はい。名前が出てて。でも、私がいるからか取らないんです、携帯」
後でいいって言ったんだ、あの時。
そして……
「彼は私が元カノの事知ってるのを知らなくて。友達だからって」
「ふーん。で?」
「1週間後、また一緒にいる時携帯が鳴って。メールも来てたし着信もあって」
「うん、うん」
「で、電話に出てって叫んじゃったんです」
後ろめたくないなら私の前で出て欲しかったのに。
だけど、その姿を見たくなかったから部屋を飛び出した。