今カノの私と元カノの存在
「まぁ、最初からシュウがケイちゃんを本気で狙ってるなぁってのは分かってたからさ」
「そ、そうなんですか?」
「うん。シュウもさ、自分にとってどんな子が一番安らげるのか分かったと思うんだ。社会人になっていろんな経験してさ」
「なんだか保護者みたい」
そんな風に思える異性の友達がいないからなのか。
シュウとアヤ先輩の関係も羨ましく感じる。
「まっ、ケイちゃんからシュウとの事をちゃんと聞けなかったのはあれなんだけど」
「そ、それは……」
「ボーナス出たし、1回はオールでカラオケ奢ってもらおうかな」
冗談には聞こえない提案。
って、カラオケ……