今カノの私と元カノの存在
「ケイちゃんは、クリスマスの予定あり?」
「え?あっ……」
どう答えていいのか分からなかった。
シュウさんとの事はまだアヤ先輩に言えてなくて。
今なら言えそうな気がする。
けど……
今まで黙ってた事にアヤ先輩はどう思うんだろう?
「ケイちゃんって入社した時からしたら少し雰囲気変わったよね」
「え?」
「何だか少し大人になったってか」
「大人?」
「んーっ、難しいなぁ、言葉にするの」
ごめんごめんと謝るアヤ先輩に私は首を振るだけ。
だけど、正直驚いていた。
アヤ先輩は鋭い。
さりげなく。
それでも些細な事でもちゃんと見ている。