幼なじみ恋愛
「そうですか」


「えぇ」


…それから少しの間沈黙。


鏡にうつる自分と理恵さん。
私は綺麗にしてもらってるのに、なんだか理恵さんの方がキラキラと輝いている。


「綺麗よ」


理恵さんが笑った。


「ありがとうございます」


「ここに座っている人はみんなすごく幸せそうな顔をしているのよ」


「私も幸せです」


「ふふふ、知ってるわよ。あなた、笑うと素敵ね」


「それ、カレにもよく言われます」


晴はいつも、陽菜の笑っている顔が大好きだと言うのが口癖。


「じゃあカレはあなたの事をよく見てるのね。」


「いえ…そんなん…」


晴の事を褒められると私まで嬉しい。

< 40 / 45 >

この作品をシェア

pagetop