S A D H U G .
それから時が経ち、
高2の夏。
『はーい、席替え終了!!』
体育会系の担任の言葉が追い討ちをかけるように、あたしは気分が下がった。
チャイムと同時に隣のクラスのアキの所へ急いだ。
いつも通う、喫茶店。
『えええ!?隣の席が侑至!?』
『そーなの!!ありえない~』
そう、あたしはこの席替えで隣が…
“そういや侑至って結構モテるし、頭良いしサッカー上手いじゃん!良かったねえ~”
アキ曰わくそういうことらしい。
だけどアキは1年の冬に侑至と付き合った。
あたしが侑至サンを気になってた時に。