いまでも、きっと。 ~気になる恋~

サアヤは名簿順に男子の名前をスラスラいってった。

あたしもどんどんムリとかフツー?
とか答えてく。

ハヤテの番号になった。

『菊池!』

ピタッと時がとまる。
あたしは好きなの?
嫌いなの?
フツーなの。。?

自分で自分がわからない。
こんなオドオドしてる自分なんて・・・
いやだな・・

そんな風に思いながら。答えた。

『フツーかなっ』
サアヤは他の男子の時には聞かなかった
質問をする。
『もし。もしだよ?
ハヤテに告られたら、ミク、どーする?』

『悩む・・・よ。』

しばらく沈黙が続いた。

あたしが先にその沈黙を破った。
『なんで、サアヤはそんなことをきくの??
誰かのことが好きなの?』

・・・
サアヤは考えていた。
しばらく、また沈黙が続く。

顔をあげてまっすぐあたしの所を向いた。

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