いまでも、きっと。 ~気になる恋~
授業終わった後にサアヤが来て、
『決めた?』
っていう。
実はあたし吹奏楽部で。
しかも部長になってしまって。
立場的にもそんなチャラい人と付き合っても大丈夫なのか
とか。
アヤに何て言おうとか。
やっぱ、醜い人間だと思った。
なんだか、恥ずかしくなった。
あたしは、決めた。
『やっぱ好きになれない。
断ろうと思うよ。』
サアヤは
『そう。でもそんな簡単に振れないとおもうよ?
アヤの時と違って。』
『そーなんだ・・
なんて言おう・・?』
『好きな人、作っちゃえば?
仮に。』
『え・・誰にすればいーの。』
なんかすごい内容だよね、この会話。
あたしは前からかっこいいと評判の人を
思い浮かべた。
『あ、仮に。きめた。』
『しつこ聞かれても答えないようにね。
おっけー?』
『うん。またサアヤにmailするー。』
『わかった。待ってるね。』
――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――――――――