愛してる



Side 紳士




初めて聞いた歌声。



どこか寂しげで儚い声、でも透明な色をしていた。




綺麗な歌声同様顔もそこら辺のモデルやアイドルよりもよかった。





俺は女なんかただの玩具(おもちゃ)
としか思っていなかった



でもあの時いたあの子は真っ白すぎて




初めて女を、あの子をほしいと思った。







―でも、その子には守ってくれる奴がいた。







それでもいい、あの子を絶対に奪い取る。





トラが俺の敵になろうとも…
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