愛してる



ルカの部屋に入ると
無防備にベッドの上で寝ていた。


「また…涙を流している」


ルカはいつも夢のせいなのか涙を流している。


「…んっ。トラ?っよかった。」


ルカは俺の胸へと飛びついた。
小さな体で精一杯俺を求めてる。


「怖かったよ。っグスンっ…トラまでいなくなっちゃいそうで」


ルカは涙をこらえながらそう話してきた。


「大丈夫だよルカ。俺はルカを1人ぼっちにはさせない」


俺はもうこいつを
こいつを襲うすべてからあの時守るってきめたんだ。


< 7 / 21 >

この作品をシェア

pagetop