pure flower
「わかんないけど…」

私は、この女のコと似ていると思った。

似ているといっても、過去の私だけど。

素直になれなくて、
どぉせ傷つけるor傷つけられるんなら
初めから嫌われてしまおうという考えだ。

「私ね、変わったの」

「いきなり何なの!?」

「私、あなたみたいだった。そんな自分、大嫌いだったんだよね」

自分の過去は隠そうと
思ってた。
暗い過去なんて。
でもあなたに元気になってほしくて。
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