たった一人の君へ〜二人の運命〜
京介の顔を見た途端、なぜかすごく安心した





「加奈は何でここにいるの?」


自転車をとめて、京介もベンチに座った

息がまだ上がっている

本当急いできたんだな

近くで見ると顔が真っ赤だし





「なんか急に公園に来たくなったのよっ」




「ふーん」





京介は何にも聞かなかった





< 109 / 362 >

この作品をシェア

pagetop