たった一人の君へ〜二人の運命〜
孤独、悲しみ、苦しみ、怒り、憤り、虚しさ
いろんな感情に押し潰されそうだよ…





京介はより強く抱き締めてくれた




そしてこう言ってくれた

「大丈夫
大丈夫だよ、加奈
俺は絶対に加奈の味方だから」





加奈の味方だから
あたしの…味方…




いろんな思いの中で、その言葉が胸に響く




味方…

そっか…
今まで味方なんていなかったよ

誰も信じられなくて、自分からそんなのいらないって跳ねのけてた

最初から諦めていた





けど
この人は
この人だけは
あたしの唯一信じられる味方なのかな?
そうなのかな?







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