たった一人の君へ〜二人の運命〜
「わかった。あたしも一緒に行く」



後悔してもいい
今会いに行かないほうがきっと辛い



「よし、じゃあ用意できたら駅まで来て。俺らも向かうから」



「わかった」



パタンと携帯を閉じた


いつか見てみたいと思ってた
京介の選んだ道を

どんなところで勉強して
どんなところで暮らしてるのか



でも、こんな形で向かうなんて想像もしてなかったよ




しっかりしなきゃ
よしっと気合いを入れた


時刻は午前6時前



行かなきゃ
早く

< 12 / 362 >

この作品をシェア

pagetop