たった一人の君へ〜二人の運命〜
どう切り出そう
言えるだろうか
どうしよう




そわそわしながら家に帰った





だけど、話す間もなく、家に帰るとすぐにママが部屋に来た





一体何!?
また嫌な話じゃないでしょうね!?





「今日学校から電話あったけど、あんた進学しないの?」




それがママの第一声
何で…知ってんの?






しまった
あのキビキビ教師家に電話したんだ




「あんたに関係ない」



やっぱり京介がいないと素直になれなかった…




「関係ないことないわ。
お金出すのママなんだから」



「ママじゃなくてあいつでしょ?」



あぁやっぱりムカついてくる
家を出たい





「お金はあんたが小さい時から貯めてる分があるから」



今何て?



ジッとママの顔を見つめるママは関心ない顔でこっちを見ていた






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