たった一人の君へ〜二人の運命〜
信じられない気持ちの中で一晩考えた




家を出たい気持ちは変わらない




お金を貯めていてくれたから、それで感謝、仲直りなんて訳にはなるわけもない




でも
あと少し家とは縁を切れないけど、きちんと自分を確立して
確実に自立する


それが賢い選択のような気がした






進学しよう
意思は固まった





京介がいなければ、ママが貯めた貯金もはねのけて、家を出ただろう

これから先、親のセイにして生きていっていたかもしれない





自分の道を進まなきゃ

そう思えたのは、愛しい君のおかげ…






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