たった一人の君へ〜二人の運命〜
次の日、担任に進学する意思を報告すると、やっぱりなって顔をされた

あんたのためじゃないしっ




とにかく、夏休みさぼった分勉強しなくちゃ
何より進学先を決めなきゃいけない




進路指導室に行き、分厚い本と格闘した

昨日までは、この本と格闘することすらなくて、でもあたしは今進学を希望している

それがとても不思議な感じ




京介がいてくれたから、未来が開けたんだね





ペラペラと本をめくり大学名を確認していく




家を出て、一層のこと東京のように遠くの大学に進学したい
でも一人で暮らすにはまたお金がいる






家から通える距離の大学をピックアップしていった





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