たった一人の君へ〜二人の運命〜
不安の中、待ってる時間はとても長く感じた







しばらくすると
ガコッガコッと自転車の音がした



来てくれたんだ



パッと振り向くと、何にも変わらない京介がそこに立っていた







髪少し伸びたな…
受験に向けてか、髪色がトーンダウンしていた





「久しぶり」


先に話したのは京介だった





「ひ、久しぶり」



やばい
キャラに似合わず緊張してる





「元気だった?」


京介が笑う
京介の声で話す





やばい
泣きそう


どうしたんだ加奈
あんたらしくないぞ!






でも、ずっと会いたかった






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