たった一人の君へ〜二人の運命〜
「あたしと離れて平気?」



「平気なわけないじゃん

加奈と離れたくないよ


でも、東京に行くのは変えられないだ

ごめん…」




「うん」





あたしが説得したからって彼の意思は変わらないだろう
それは予測できた

それでもだだこねたのは、離れたくないのと
寂しさを分かって欲しかったから







「加奈と付き合っていたい
それは変わらないよ

俺の気持ちはいつだって加奈にある

でも…加奈が辛いなら…






「…」







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