たった一人の君へ〜二人の運命〜
告白
「ずっと見てました!高山加奈さん。俺と付き合ってください!!!」
学校全体に響くんじゃないかと思うほど、大きな声で下駄箱に現れた男子生徒
上履きからまさに靴を履き換えようとしていたあたしは目を丸くした
すみませんがあなた一体誰?
見たことないんですけど?
目の前には、なんだか冴えない大きな男の子が立っている
身長160センチちょっとのあたしが見上げる程大きな男の子
顔が真っ赤だ
ゆでダコ
「あんた、誰?」
いつも通り冷たく言い放ったあたしに怯むことなく、彼は言った
「3年4組5番、上西京介です!!」
おいおい、ここは軍隊じゃないんだよ?
こっちが恥ずかしいよ
放課後、下校しようと正門へ向かっている生徒たちが物珍しくこちらを見ている
今まで何度も告白を受けたけど、こんなに堂々と告白してくる人は初めてだった
ヤバいヤバい
ウケる
笑いそうになる表情を堪える
隣を見ると、親友の美幸は堪えきれずに笑っていた
学校全体に響くんじゃないかと思うほど、大きな声で下駄箱に現れた男子生徒
上履きからまさに靴を履き換えようとしていたあたしは目を丸くした
すみませんがあなた一体誰?
見たことないんですけど?
目の前には、なんだか冴えない大きな男の子が立っている
身長160センチちょっとのあたしが見上げる程大きな男の子
顔が真っ赤だ
ゆでダコ
「あんた、誰?」
いつも通り冷たく言い放ったあたしに怯むことなく、彼は言った
「3年4組5番、上西京介です!!」
おいおい、ここは軍隊じゃないんだよ?
こっちが恥ずかしいよ
放課後、下校しようと正門へ向かっている生徒たちが物珍しくこちらを見ている
今まで何度も告白を受けたけど、こんなに堂々と告白してくる人は初めてだった
ヤバいヤバい
ウケる
笑いそうになる表情を堪える
隣を見ると、親友の美幸は堪えきれずに笑っていた