たった一人の君へ〜二人の運命〜
君だけは、失いたくない







言ってから、恐る恐る京介を見た
どんな顔してる?






「がぁなぁ」



京介は…泣いていた



「ちょっ…何で泣くの?」



何で?



「俺っ…加奈と…もうダメかとっ思って…た」



京介は号泣している



「ダメだと思ったのはあたしだよ?」



「だって…東京行くって…勝手に…決めたの俺だし…
加奈怒ってたし…
もう加奈は…別れたいんだろうなって…思ってたから」





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