たった一人の君へ〜二人の運命〜

幸せの時

こうして仲直り?したあたしたちは、いつも通り連絡を取り合うようになった




普通のメールや電話が
京介と会えることが
何倍にも幸せに感じた





いよいよ受験に向けてお互い忙しくなり、なかなか会えない日は続いたけど
学校で顔を合わせていれば安心した








「けどよかったよなぁ、お前ら元に戻ってさ」


にこにこと笑いながら話す慎二くん





珍しく、学食に、京介、慎二くん、美幸、あたしで集まっていた
慎二くんに話があるといって呼び出されたんだ






「本当、慎二には感謝してるよ」


京介が嬉しそうに慎二くんに言った






「加奈、お前も感謝しろよ
全く素直じゃないんだからさっ」


なんかちょっと偉そうなんですけど?






「はいはい。
で?みんなを集めて何の話しよ?」



ややイラっとしながら聞いた





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