たった一人の君へ〜二人の運命〜
家に帰ると、黒い靴がまたあった






子供も妻もいる癖に、こんなとこに居座りやがって

こいつらのセイで
こいつらのセイであたしと京介は…





自分の感情を押さえられない
憎しみが沸き上がってくる





「あんた何泣いてんの?」





偶然玄関にやってきたママの一言でプチンと何かが切れてしまった





「ぁんたのセイよ」



「えっ?」



「あんたたちのセイで
あたしの人生めちゃくちゃよ!
あんたなんかぁぁ!!」






気付いたらママに殴りかかっていた






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