たった一人の君へ〜二人の運命〜
「あんたさえいなければ苦しむこともなかったのに!
あんたのセイよ!
全部あんたのセイよぉぉぉ!!!」






異常な声を聞いて駆け付けた社長さんに、取り抑えられ、それでも泣き叫んだ



「触るなぁぁぁぁ!」





苦しいよ

悲しいよ

助けて

助けてよ…





ママも社長さんも必死であたしを抑えていた





初めて親の前で泣いた





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