たった一人の君へ〜二人の運命〜
「おい!加奈!」

慎二くんの声





一緒に来たんだ

何怒ってるの?
あたしもう死ぬんだよ?






空腹で体に力が入らない

フワフワした気持ち





「加奈、入るぞ!」



ドンッ
ドンッ


戸を叩き




ついには慎二くんが鍵を壊して強行突破してきた





慎二くん、こんな時も強引なんだな…

ぼんやりした意識の中思った






< 237 / 362 >

この作品をシェア

pagetop