たった一人の君へ〜二人の運命〜
「加奈に最後に会えた」


京介が隣に座る





またいつも通り、恋人同士に戻れる気がするよ





「本当だね、偶然」



「うん」





最後に会えた

なんだか今はそれだけで嬉しいよ




「もう東京行きは決まったの?」



「うん
明後日には立つよ
住むとこも決めたし」





いつか見れたらいいな
京介のこれから暮らす場所を




恋人としてじゃなくてもいい
ただ見るだけで…





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