たった一人の君へ〜二人の運命〜
知らない土地で一人きり
やっぱり少し心細い






財布の中を見ると、お金がわずかだった

貯金下ろそう

コツコツ貯めた貯金

早く家を出るために、短期のバイトに登録して暇があれば働いていた



こんなことに使うとはな…





病院の中にあるATMに向かった






混んでるな…
ATMから長蛇の列

この辺りに銀行やコンビニがないのかもしれない







「あれ?加奈ちゃん」



「お兄さん」



そこに丁度京介のお兄さんが来た






「まだ帰ってなかったの?」




「はい…明日までこっちにいようかと思って…
何にもできないんですけど」




「そっか
京介も喜ぶよ」






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