たった一人の君へ〜二人の運命〜
京介…






どこまで君はあたしのために…







「妻もね、もう君と京介のことを認めてやりたいってそう言ってた」






「お母さんが?」





「うん


加奈ちゃんに酷いこと言ったけれど、もう京介の思いは誰にも止められない

君に流れる血を憎むよりも、あそこまで一途になれる京介を応援したいって…」






「そう…ですか…」







「何もかも私の撒いた種で、たくさんの人を傷付けてしまった
すまない」





社長さんは頭を下げた




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