逆走マジック
誰か侵入した学校に入る何て危ないことしたくないと思ったのはこの中のある二人だけだ。

誰が居るかわからないのに無理に自分たちも侵入して無防備にも襲われたらあとがない。

「危ないんじゃない?」

「俺も思う」

危ないとまともに捕らえたのは、佐月と葵だけだった。

冷や汗をかき、視線をあとの二人に合わせた。

その先には今にも中へ入ろうとする夏子と梓之の姿がある。

「ちょっ……まてよお前ら!危ねえって」

「だーいじょうぶ!とりあえず入ろ」


中へ入る夏子。それに続く梓之。

「……どうする?葵」

「仕方ない、あの二人をほっといたらいつ襲われるかわからない」

「だ……ね」


嫌々ながらも校内へ入る。

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