バスケか彼女
「わっわりぃ！」裕二はとっさに手をだしたが

パシッ

「！？！？」
「わりぃじゃなくてごめんなさいでしょ！」倒れていた女の子はスッと立ち上がると俺を見上げながらそう言った。

「ごっごめんなさい。」気の強そうな女の子に気まけして普通に謝ってしまった。

「入学式そうそう気をつけてよね！！」そう言って女の子は学校の中へ入っていってしまった。


「うわぁ～気が強い女の子。ああいうタイプは俺は無理だな！」隼人が学校内へいった女の子の方を見ながら言った。


裕二はなにも言わず校内へ向かっていった。
「おい！待てよ。裕二ぃ～」隼人が後から追って来る


入口では先輩がクラス表を配っていた。

「お～裕二と一緒のクラスじゃん！！」隼人は嬉しそうに裕二に向かっていった。

「うん。」裕二はあまり元気がない返事だった。

「裕二は俺とじゃ嫌なのぉ～」隼人はいいながら裕二のほっぺたをつっついていた。

「…」また裕二は無言のまま校内へ向かっていった。


クラスへ入ってみると半分ぐらいの子が静かに座っていた。

「お！！俺ら席近いじゃん！」隼人がまた嬉しそうにいった。

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表紙・目次

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