青春途上中
口角だけがあがって笑う伊崎に小馬鹿にされたようで苛つく。

「てめぇー…、喧嘩売ってんだろ」

睨みつけると、頭からタオルが被せられた。

「カリカリすんなよ」

「てめぇが売ってからだろーが!」

強く掴まれていた腕から解放される。

伊崎は私の前から通り過ぎた。

自分の腕を見やると赤く痣が残っていた。

握り過ぎなんだよ、と頭の中で舌打ちをした。




●…end……………?●






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