青春途上中
一目、あの時見たときから惹かれていたのだ。

なのに、気付かないように蓋をした。

あいつは、人の顔を見るなり悪態をついて、これでもかと言うぐらい酷い罵声を浴びかせてきた。

伊崎と私は犬猿の仲だと周りも二人をなるべく一緒にしなかった。

なのに、今更になって伊崎は、何を思ったのか追いかけてくる。

今まで避けて逃げてきたのに追いかけまわすのだ。

今、掴まったらヤバいと自分の頭の中で警報がなっている。







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